外部の共同体とつながる

外部の共同体とつながろう受験生のマインドセット

複数の共同体に所属する

共同体の話。
私たちは、家庭、地域、職場・学校、
習い事・趣味などの
複数の共同体につながってて、
それぞれのキャラクターを
使い分けてますよね。

両親がどんな風に
仕事をしているのか、
実際に子供は見たことがないし、
買い物にくるおじいさんが
夜は老舗のバーのマスターだ
ということを知らない、
なんてことは普通にあるわけです。

あ、話は脱線するけど、
おじいさんの夜の顔が
バーのマスターだったというのは
実話です。

バーのマスターの昼の顔は
興味深いですね。
奥様と地元野菜のコーナーで
野菜を選んでました。
もちろん、話しかけるような
無粋なマネはしませんよ。
バーは大人の社交の場ですからね。

80年前の日本

つながる共同体によって
複数のキャラクターを使い分ける。
現代人は当たり前にやってますけど、
人間の歴史を考えると、
かなり新しい状況です。

日本のことだけ考えても、
いまから70~80年前までは、
大多数の人は一つの共同体の中で、
つまり外部とつながることなく
暮らしていたんです。

父親はムラのなかで農業・漁業、
母親は育児・家事や家内労働、
祖父母も同居で子供は
ムラの学校に通い、
中学を卒業したら家業を継ぐ。

家族で食べていくのがやっとで
娯楽は少なく、
交通手段も発達していないので、
村の外に出る機会は
それほど多くない。

生まれたときから知り合い同士で、
夫婦げんかの原因さえ
ムラじゅうみんな知っている
という生活。

全人格的に互いに
依存しあっているので、
「村八分」になると
生きていけない。

極端な例かもしれないけどね。
君たちの祖父母が生まれた頃は、
日本のムラ社会は
こんな感じだったんです。

この生活に、
個人で外部の共同体とつながる
という発想も方法も
ありませんよね。

そこから程度の差こそあれ、
たった100年足らずで、
一人の人間が複数の共同体に属し、
複数のキャラクターを
使い分けるのが当たり前の社会が
できあがりました。

さらに、この10年間で
通信技術が発達し、
スマートフォンが爆発的に
普及したことで、
これまでの人類の
時間・空間のスケールでは
一生顔を見ることがなかったような
人同士がつながり、
ネット上の共同体が生まれています。

現代の状況を利用しよう

君たちもこの状況を利用して、
どんどん外部の共同体と
つながっていけばいいと思います。
必要なのは少しのリテラシーと、
一歩を踏み出す勇気です。

すでにいままでの高校生活で、
外部の団体に関わって
イベントに参加している人も
たくさんいますね。
学校の名前を外して個人の名前で、
自分発信で広げていくという
進路選択もアリですよね。

つながりたい共同体に合わせて、
キャラクターを自分でプロデュース
すればいい。

しかも、高校生が自分で
発信していくというのは
今ならまだ少数派なので、
そのこと自体が希少性という
価値にもなります。

高3の今の時期に、
今まで歩いてきたレールから
別のレールに飛び移るのは
怖いというのであれば、
高校生のうちは、
残りの数ヵ月間受験勉強を全力でやって、
大学生になってから、
学外とつながるというのでもいいですけど。

このことに気づいている大人も
まだまだ少ないし、前例もないので、
おそらくふつうの学校では
ヒントもアドバイスも期待できません。
ま、学校はこういう道を
教える場じゃないので、
ウナギ屋さんでは焼き肉
食べられないのと同じですけどね。

自分の経験から文理を選択し、
自分が知ってるお仕事を
手がかりにして志望校を決め、
「進学→就活→給料もらう生活」
を前提にして受験勉強をするという
進路の決め方「しか」知らないというのは、
とてもリスクが大きいことです。

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